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心に残った映画や読書の記録。日々の備忘録のようなモノ。【ブログ管理人:小夏】


by 小夏
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「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」 村上春樹 (新潮文庫)


初・村上春樹である。今まで幾度となく手を出しながら、どれも読了叶わなかったわけだから、正確には、初読了・村上春樹と言うべきか。

「世界の終り」「ハードボイルド・ワンダーランド」で構成された二つの世界。
前者は、高い壁に囲まれた閉ざされた世界であり、そこに足を踏み入れた者は自分の<影>と切り離される。「僕」は、そこで<一角獣>の頭骨から「夢を読む」仕事が与えられる。
後者の主人公は、<計算士>の「私」。自らの潜在意識にアクセスする数値変換術<シャフリング>を巡り、日々、敵対組織<記号士>との情報戦が繰り広げられている。

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これは面白かったです。初めて「村上春樹作品を読んで良かった」と実感できた一冊でした。
とはいえ、「具体的にどう面白かったか」については、どう答えたらいいものやら。
100人の読者がいれば100通りの解釈が出来そうだし、それ以前に、自分が正確に内容を把握できているかも怪しい。一読しただけで完璧に理解できるようなシロモノじゃないですから、これ。
それでも面白く読めたのは、読んでいて心地良い「文章」であったこと、これに尽きます。
とはいえ、今までずっと、村上流独特な言い回しが苦手で「ダメだ、こりゃ」を言い続けてたわけだから、我ながら勝手な言い草だと思うけど、「読むに時期があり」の一冊ってあるものです。まさに本書がそうだったんだな、と。
まあ、自分がここでウダウダ説明せずとも天下の村上春樹、読んでいる人は遥か昔にちゃっちゃと読破されているだろうし、自分でも「何を今さら」という気がしないでもないのですが、私のブログに足を運んで下さっている皆さまのほとんどは絶対未読のはず。(どーゆー意味じゃ!笑)
なので、こっそりお薦めしつつ・・

あっ!今日はエイプリルフールですが、お薦め本ってのは嘘じゃないですからねっ!
一応、念のため。(笑)
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by marienkind | 2010-04-01 12:45 | 書評