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心に残った映画や読書の記録。日々の備忘録のようなモノ。【ブログ管理人:小夏】


by 小夏
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人生楽ありゃ苦もあるさ。


c0046869_935541.jpg昔は律儀に見ていたものの、最近では全くアウトオブ眼中だった『水戸黄門』。
ついに視聴率もドン底になり、現シリーズで打ち切り確定とのこと。
確かに、以前からイマイチな評判は小耳に挟んでいたものの、そんな厳しい状況になっていたとは露知らず、ダメもとで久々に里見@黄門をウォッチ。「百聞は一見に如かず」とも言いますしね。
所感としては、相変わらずの勧善懲悪モノで「この紋所が目に入らぬか!」も健在だけど微妙にリアリティに欠けるというか、ぶっちゃけコントみたい。
なんだかいろいろ様変わりしちゃったのねぇ~という感じ。

というのも、震災後自宅待機を余儀なくされた頃、暇つぶし程度に見ていた東野英治郎さんの黄門シリーズが予想以上に面白く、ついに録画して見るほどハマってしまったという。
子供の頃に見たシリーズだし、思い出補正がかかっているであろうことを差っ引いても、「面白い」と断言できます。なんといっても、東野さん演じるご隠居が魅力的このうえないのだ。
まんま好好爺の顔を持つ一方で、一癖も二癖もある腹黒さが見え隠れ。でもって可愛らしさも兼ね備えているという、ギャップ萌えにはなんとも堪らんキャラ造形であります。(笑)
物語も、正義が悪を裁くというお決まりのプロットながら、決して金太郎飴じゃなく、一話一話丁寧に作り込まれているのがわかるし、展開も思わぬ起伏に富んでいて楽しいのだ。

思うに、単にシリーズお約束を踏襲していればオールOKってわけじゃないのだと思う。
視聴者の評価はもっと単純明快、「面白い」か「つまらない」ってだけの話なのであります。『水戸黄門』は面白かったからシリーズとして長く続いたし、つまらなくなったから打ち切られる結果となった。ただそれだけのことなのだ。「古くさい」とか「時代が変わった」という意見もあるけれど、決してそういうことじゃないと思う。
作り手側に作品への愛情が失われつつあるのではないか。
生意気なようだけど、そう感じたのです。

なので個人的には、面白かったシリーズ初期の再放送を充実して頂ければ一切文句ナッシングだったりするのですが、ここまで続いた長寿時代劇が終わりを迎えるのはやはり素直に寂しいというか。うちの両親なんてガックシ肩落としてますしね。毎週、「つまんねーなー」とかブツクサ言いながら見ていたのにね♪という意地の悪いツッコミはさておき。
そういう意味でも、水戸黄門パワーはやっぱり偉大だったのだなと改めて実感するとともに、日本文化の灯火がまた一つ消えてしまうのだな、としみじみ感じ入った次第。

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by marienkind | 2011-07-21 19:54 | ドラマ評