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心に残った映画や読書の記録。日々の備忘録のようなモノ。【ブログ管理人:小夏】


by 小夏
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「黒く濁る村」 (2010年 韓国)


「コソ泥は物だけを盗むが、
   本当の悪魔は人の心を盗むものだ」




父の訃報を受けて山奥の集落を訪れた主人公が、そこに住む村人の態度に疑念を抱き、父の死因を探り始める・・・あらすじを大雑把に言えばそんなところですが、いやー作品全体に漂う禍々しさと言ったら筆舌に尽くしがたいものがあります。村人が主人公に向ける悪意は、不気味を超えて寧ろ笑いを誘うほど。(全体的な雰囲気は、上記予告編を参照のこと)

とはいえ、全く不満がないわけではなく、過去の大量殺人事件、村社会の暗部、封印された秘密、全てが消化不良気味で釈然としないのは「惜しい」の一言。ただ、これについては、意図的に曖昧にしているとも考えられるので、ここは評価が分かれるところかもしれません。
それでも、2時間40分という超大作レベルの長尺にありながら、村人の怪しげな行動だけで最後まで引っ張る、ミステリーでありながら笑いのツボも確実に押さえる、この韓流パワーはやはり侮れないと思いました。

ちなみに原題は、『이끼』(苔)。
確かに、言いたいことはわかる。わかるが、『苔』では何の映画かさっぱりわからないではないか。邦題が『黒く濁る村』で正解だったと思いますね。『苔』なら多分観なかった。なんとなく。
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by marienkind | 2012-04-05 19:11 | 映画評