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心に残った映画や読書の記録。日々の備忘録のようなモノ。【ブログ管理人:小夏】


by 小夏
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「グランド・マスター 一代宗師」 2013年 香港・中国


“どれだけ愛を失えば、頂点に立てるのか”



ミスリード効果狙いにしても、これはどうなんだろう。

というのも、上の予告編動画を観たそのほとんどの観客が「流派を極めたグランド・マスター(宗師)を決するバトルムービー」といったイメージを抱くだろうと思うから。そんな揺ぎないテーマがまず主軸にあって、そのうえで主人公とヒロインの悲恋がしっとり描かれる、みたいな。
少なくとも、自分はそんな勝手な期待をもって映画に臨んだので、いざ蓋を開けてみて困惑することしきり。
「ドラゴンボール」だと思っていたら、なんと「フランダースの犬」だったのかよ!という。(例がかなり極端でアレですが、そのギャップから察して頂きたい。)

でも、よくよく考えてみれば、ウォン・カーウァイなのである。
「ブエノスアイレス」であり「花様年華」、そして「2046」の監督なのである。
そのことをきちんと心に留め置くべきだったな、と思う。

とはいえ、年齢を重ねて渋みが増したトニー・レオンは本作で正式にmy好物俳優にランク・インしたし、チャン・ツィイーは相変らずの可愛らしさ健在だし、ユエン・ウーピン(「マトリックス」「キル・ビル」)が武術指導したというカンフーアクションは華麗で見応えたっぷり。
冒頭でクレームつけた割には、そこそこ楽しめていたりする矛盾である。(笑)
それでも、純然たるカンフー映画を期待している方には、ここはやっぱり「ちょっと待った!」コールしたいかな。
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by marienkind | 2013-06-03 17:08 | 映画評