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心に残った映画や読書の記録。日々の備忘録のようなモノ。【ブログ管理人:小夏】


by 小夏
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死にぞこないの青


c0046869_121541.jpg死にぞこないの青
乙一 (著)
幻冬舎文庫

飼育係になりたいがために嘘をついてしまったマサオは、大好きだった羽田先生から嫌われてしまう。先生は、他の誰かが宿題を忘れてきたり授業中騒いでいても、全部マサオのせいにするようになった。クラスメイトまでもがマサオいじめに興じるある日、彼の前の「死にぞこない」の男の子が現れた。(本書あらすじより)


わずか200ページ程度の中篇なので一気に読めます。
読了後の率直な感想は、「ようやく解放されたよぉ~」って感じでしょうか。

「いじめ」がテーマだけに、痛々しいというか不快というか、とにかく嫌~な気分にさせられます。実社会でも十分ありそうなことだけに、余計生々しいんですよね。
それもこのケースの場合、子供同士の問題を超えて生徒を導くべき「教師」がいじめの主導権を握ってるってのが実に胸糞悪い。知恵のついた大人がやることだから、手口もなかなかどうして巧いものです。
当然悲惨な結末を予想しながら読むもんだから鬱々としてくる、これがかなりしんどかったなぁ。途中、何度読むの止めたろか!と思ったことか。
でも、予想に反しラストは思いっきり爽快系でした。
これは正直意外だったし、聞くところによると賛否両論あるとか。ふ~ん。
でも、これ以外のオチだったら鬼ですよ(泣)。私はこのラストを支持したいですね。

とにかく全編暗いです。陰惨です。
心して読みましょう。コンディションのよろしい時に読むことをお薦めします。
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by marienkind | 2005-07-30 01:04 | 書評