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心に残った映画や読書の記録。日々の備忘録のようなモノ。【ブログ管理人:小夏】


by 小夏
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SHINOBI (試写会)


SHINOBI
監督: 下山 天 
原作: 山田風太郎「甲賀忍法帖」講談社文庫
出演: 仲間由紀恵、オダギリジョー、椎名桔平、黒谷友香、沢尻エリカほか

長きに渡り争うことを禁じられてきた忍の里――伊賀鍔隠れ(いがつばがくれ)と甲賀卍谷(こうがまんじだに)。それそれの里の後継者である朧(おぼろ)と弦之介(げんのすけ)は、互いの立場を知らずに出会い、運命的な恋に落ちる。しかし、宿命ともいうべき悲劇が二人を待ち受けていた。時の権力者・徳川家康によって争忍の禁(そうにんのきん)が解かれ、両里は一族のサバイバルを賭けて戦うことになったのだ!五名ずつの精鋭が選ばれ、秘術の限りを尽くした戦いを繰り広げる中、敵として再会する朧と弦之介。運命に翻弄される二人の愛の結末は?そして悲しき宿命を背負い戦い合う忍たちの未来は・・・!?
(SHINOBI 秘伝の書より)

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正直、「SHINOBI」を観る予定は全くなかったのですが、試写会に当選したこともあり、「せっかくだから行くかぁ・・・」程度の気持ちで出かけてまいりました。
そういった経緯もあり、当然鑑賞前の期待度はゼロ。
それが却って幸いしたものか・・・「SHINOBI」、これ予想外の面白さでした。
個人的感触としては、先日の「○国のイージス」より遥かに楽しめたかも(汗)。
総評:★★★☆3.5点


誰が見てもわかるストーリーとキャラクターたち・・・一歩間違うと「単純な大味映画」に成り下がる危険もあったと思いますが、あくまで「娯楽作品」と割り切って観たせいか不満を感じることはありませんでした。
寧ろ私が注目したのは、「映像化は絶対に不可能」とまで言われ続けた原作の魅力をどこまで引き出すことが出来るのかという点。(原作がこれまた最高傑作なんですよ。未読の方は必読なのだ!)
これに関しては、ストーリーに変更が加えられていたものの(マジでかなり違う・・・結末なんてガラリと変更されてます。)、視点を変えれば、現代のCG技術を駆使した大迫力の戦闘シーンや壮大な風景描写、魅力的なキャスト陣など、見どころ盛りだくさんで小夏的にはまずまずの満足度でございました。

ただ、大絶賛には至らない点もちらほら。
原作読みの私としては、やはり伊賀鍔隠れ&甲賀卍谷五人衆の秘術をもっと派手にご披露頂きたかったというのが本音です。
序盤に繰り広げられた「夜叉丸vs筑摩小四郎」の迫力満点のバトルに期待が膨らんだものの、その後の皆さん、あっさり死に過ぎ!(汗) 中には、どんな能力を秘めていたのかよくわからないままにご臨終なさった御方もいましたしねぇ・・・。
忍たちの設定が丁寧に練られていただけに、これはちょっと勿体なかったです。
それでも、主人公の朧と弦之介の秘術はお見事でした・・・っていうか、お前ら絶対人間じゃないだろっ!?ってくらいすごすぎ!(汗)
特に朧の「破幻の瞳」は、倒すべく相手の瞳を見つめるだけで致命傷を与えるという優れ技。これでは向かうところ敵なしでしょう。
弦之介の「史上最強の術(?)」も終盤に一度だけ披露されるのですが、迫り来る大勢の敵をバッタバッタと瞬く間に倒す殺陣シーンは「SHINOBI」最高の見どころです。手に汗握るアクションに、小夏さん大興奮!
いや~オダギリジョーがめっちゃカッコよかったですしねー♪

そして、やはり気になる朧&弦之介の恋模様。
何と言っても「禁断の恋」です!
そりゃ胸がざわつくってものです!
そう!否が応でも期待が高まるってものです!
それだけに悲恋の顛末はあららトホホでした。いえ、決してダメという意味じゃなく、クライマックスの展開にもう一捻り欲しかったのですよ。あーホント惜しい。
おそらく「泣きどころ」であったはずなのに、泣けなかったですしねぇ。
逆に、唯一うるっと来たのが薬師寺天膳と陽炎のエピソード。
「生」への負い目を抱えてながら生きる敵同士の二人が、一瞬だけ心を通わせるシーンでは、思わず涙腺を刺激されてしまいました。これは泣けた。
余談ですが、薬師寺天膳を演じた椎名桔平はいろんな意味ですごかったです。
いや、これは一目見て頂ければわかると思います、はい(^^;

それにしても、こうやって感想を述べてみると、それなりにツッコミどころってあるものですねぇ。でも、それ以上に見応えもバッチリですから、まぁ大丈夫でしょう。
キャラクターにハマる方、バトルシーンに興奮する方、歴史を紐解く方・・・。
いろんな楽しみ方があるとは思いますが、それぞれの楽しみ方を見出しながら、「SHINOBI」の大迫力アクションと映像美をご堪能下さいませ。
できれば劇場の大画面でね♪
(2005.9.9 試写会鑑賞)

SHINOBI@映画生活
「SHINOBI』公式サイト
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by marienkind | 2005-09-12 09:14 | 映画評