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心に残った映画や読書の記録。日々の備忘録のようなモノ。【ブログ管理人:小夏】


by 小夏
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レベッカ


c0046869_1394220.jpgREBECCA
1940年、アメリカ
監督: アルフレッド・ヒッチコック
出演: ローレンス・オリビエ、ジョーン・フォンテイン、ジュディス・アンダーソンほか

憂いに満ちた表情の青年に見初められた若き女性が愛し合って結婚。故郷のマンダレーの大豪邸に帰っていく。そこには謎の雰囲気が満ち溢れているのだ。今は亡き先妻の亡霊が様々な足跡を残しているのである。彼の憂い心はそこに原因があるのか。それとも・・。(DVD『レベッカ』解説より)


いやぁ、久しぶりにヒッチコック作品を堪能させて頂きましたよ♪
うふふ、やっぱりイイわぁ~ヒッチコック。
総評:★★★☆3.5点

類い稀なる美貌を持ち才知に富む先妻レベッカ。彼女は既に死の国の住人であるにもかかわらず、いまだ絶大な存在感を放っている極上スーパーマダム。
田舎娘でちょっぴりドン臭いヒロインが嫁いだのは、そんなレベッカの後妻というわけで、どう転んでもヒロインが太刀打ちできないであろうことは簡単に想像がつきます。何たって相手はスーパーマダムのレベッカですから。
当然予想通り、館の誰もがレベッカを賞賛、さらに、館内は彼女の頭文字「R」が刺繍された小物で溢れているという何とも厭味ったらしい状況。極めつけは、開かずの間であるはずのレベッカの部屋に映る謎の影と来た!
やだよ怖いよ。私だったらこんなところ絶対嫁に行きたくないよ。ぐすん。

・・・と、まぁ冗談はさておき。

毎度思うことですが、ヒッチコックってこういった負の心理に訴える演出が上手いですよねぇ。「恐怖」とか「不安」、「嫌悪感」のようなもの。
例えば、「怖い」という感情の根本に立ち返ってみて、「恐怖の対象」が「見えない」ってものすごく不安で不気味なことだと思いません?
「存在」はビリビリ感じるのに「見えない」・・・。(お、まるで『アザーズ』じゃん♪)
『サイコ』や『めまい』にも似たシチュエーションがありましたけど、『レベッカ』のキモもまさにココなのだと思う。そして、そんな漠然とした不安をぐいぐい増幅してくれちゃうのが、これまたヒッチコックの持ち味ってわけね。
むぅ・・・やっぱりこの人って偉大だわ。
何だか、改めて彼の作品を隅から隅まで見直したくなっちゃいましたよ。

とにかく60年以上昔の映画ということで、演出的に古臭かったりするのかなぁという不安もあったのですが、これは全くの杞憂に終わりました。
映像に多少劣化はあったものの、独特の映像マジック(光の効果やカメラアングルが絶妙なのだ。)と全編に漂う緊迫感はヒッチコックならでは。派手な演出に慣らされた今観ても十分楽しめる作品だと思いました。
今回、内容についてはこれ以上触れませんが、『アザーズ』のような展開を期待していると、いい意味で裏切られますのでご注意を。
実際に起こり得る(かもしれない)洒落にならない展開だからこそ一層怖いってこともありますよね。お薦めです♪
(2005.10.8 DVD鑑賞)


【余談:麗しき女優たち】
ジョーン・フォンテイン演じるヒロイン(画像左)がとってもお綺麗でした。
優美な品位と匂い立つような色香が共存しているとでも言うのかなぁ~昔の女優さんってため息が出るほど美しいと思いません?(いや、現在の女優が品性がないって言ってるわけじゃないッスよ。念のため。)

c0046869_14341811.jpgそして、ジュディス・アンダーソン演じるダンヴァース夫人(画像右)がこれまたキョーレツなんだな。何がどう強烈かは、観てのお楽しみってことで。
何はともあれ、“ダンヴァース夫人を語らずして『レベッカ』は語れまい ”です。
本作のスリラー部門を担っているのは間違いなくこの人でしょう。

レベッカ@映画生活
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by marienkind | 2005-10-13 21:30 | 映画評