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心に残った映画や読書の記録。日々の備忘録のようなモノ。【ブログ管理人:小夏】


by 小夏
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列車に乗った男


c0046869_2012475.jpg原題: L' HOMME DU TRAIN
製作: フランス/ドイツ/イギリス/スイス
監督: パトリス・ルコント
出演: ジャン・ロシュフォール
    ジョニー・アリディ



ブログ仲間のボー・BJ・ジングルズさんのレビューを拝見して以来ずっと気になっていた映画です。
今回、別ルートからもお薦めを頂いたのでDVDにて鑑賞。

全編ほぼマネスキエ(ジャン・ロシュフォール)とミラン(ジョニー・アリディ)二人の静かな会話で成り立っています。
その隙間から感情の揺らめきや想いが微かに伝わって来るだけ。あまりドラマチックな展開もありません。
それでも我々観客を惹き付けてやまないのは、人生の黄昏を迎えた彼らの心の襞が丁寧に描写されているからだと思う。ルコント監督の「人間」への暖かな眼差しが本作に圧倒的な説得力をもたらしているのだなと、そう思いますね。

主演のジャン・ロシュフォールとジョニー・アリディがとにかくいい。
この二人のオヤジが文句なしに格好良いのだ。
余計なものを一切削ぎ落として男のダンディズムを追及していくとこうなるのね、という良いお手本ではなかろうか。彼らの存在感が本作のリアリティを高めてることは間違いありません。
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幕引きは意表をつくものでした。
哀しく切ない、だけど、ほんの少しだけ心温まる後味感も・・・。
夢と現実の狭間。あれは夢なのか?「列車に乗った男」とは誰だったのか?
解釈は人それぞれ。
不覚にも私はほんの少し泣けてしまったのでした。
(2006年2月3日 DVD鑑賞)
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by marienkind | 2006-02-05 20:40 | 映画評