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心に残った映画や読書の記録。日々の備忘録のようなモノ。【ブログ管理人:小夏】


by 小夏
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シリアナ (2005年、米)


c0046869_12454338.jpg原題: SYRIANA
監督: スティーヴン・ギャガン
出演: ジョージ・クルーニー 
    マット・デイモン 
    アマンダ・ピート 
    クリス・クーパー 
    ジェフリー・ライト 
    クリストファー・プラマー 
    ウィリアム・ハート 
    マザール・ムニール 
    ティム・ブレイク・ネルソン 
    アレクサンダー・シディグ



じつに骨太な社会派サスペンスでした。
骨太も骨太、硬すぎて私では手に負えませんでしたよ。どなたか柔らかく噛み砕いてストーリーの全容をキチンと説明して頂けませんでしょうか、、、という、ジョーダンはさて置き。
マジメな話、大筋は何とか理解できたものの、細部まで把握するに至っておりません。
だって無茶苦茶難しいんですよぉ~半端じゃないんですよぉ~!
ってことで、今回はほとんど役に立たないレビューと予めご理解下さいませ。切に。

【STORY】
舞台は、石油ビジネスの利権渦巻く中東。大手弁護士事務所に所属するベネット・ホリデイ(ジェフリー・ライト)はアメリカ石油企業の巨大合併を巡る調査を依頼される。一方、エネルギーアナリストのブライアン・ウッドマン(マット・デイモン)は、ある事件をキッカケに中東某国の王位継承権を持つ王子のアドバイザーとして採用される。そんな折、ベテランCIA工作員のボブ・バーンズ(ジョージ・クルーニー)に下されたある極秘指令とは?

“『トラフィック』スタッフチームが再び総力を結集!”だそうです。
なるほど、複数のエピソードが並行して描かれるお馴染みの手法ね。そっかそっか、確かに。
って、ワケわかんないしー!(絶叫)
『トラフィック』の3方向攻めもツライと言えば辛かったけど、これほどじゃなかったですよ。
前作で上手いこといったもんだから、『シリアナ』で一層パワーアップしちゃったのね。ますます磨きがかかっちゃったのね。とにかく思考する隙を与えられないまま、ぶつ切りエピソードが次々と慌しく展開されるのには正直参りました。余韻に浸る間もなく、ただひたすら画面を追うことを強いられるのは、かなりキツイものなりね。(^^;
おそらく、全てを俯瞰的に描くことで事件の全貌を浮き彫りにしようとする製作者サイドの狙いなのだろうけど、展開の目まぐるしさばかりが強調されて、結果的に混乱に拍車をかけてしまったことは否めませんね。(つーか、あの弁護士はいったい何をしようとしていたんですか? せめてこれだけでも誰か教えてちょ。)
もう少し全体に余裕を持たせた構成にすれば、製作者の意図するところがもっとストレートに観客に伝わったと思うのですが、、、うーん、どうなんだろ。
結局のところ、再度勉強してから出直して来いってことか?
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(C) 2005 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

ジョージ・クルーニーはこの映画でCIA工作員ボブを演じるにあたり14kg増量したとか。
その甲斐あって見事なまでにふくよかなオッサンの出来上がり。アゴ髭効果もあり、一見「彼」とは気づかないほどの変貌っぷりでした。そういう意味でも、納得のオスカー受賞というわけだ。(笑)
エネルギーアナリストのブライアンを演じたマット・デイモンもなかなかの好演。唯一、観客と同じ目線で物事を捉えている人物として描かれています。ブライアンの存在がなかったら、潤いのない虚しさだけが残るラストとなったことでしょう。貴重な役どころでした。
その他、クリス・クーパーウィリアム・ハートなど絶妙な渋さを誇るキャラが多いこともポイント高し。いずれにせよ、オヤジ萌え~(笑)な方は必見かも。

ちなみに、「SYRIANA」とは、ワシントンのシンクタンクで実際に使われている専門用語で、イラン・イラク・シリア3国が1つの民族国家になることを想定した中東再建プロジェクトのこと。この映画を観て、世界は結局「米国主導」で動いていることを改めて痛感、薄ら寒い気持ちになりました。
そして、追い討ちをかけるかのようにラストで突きつけられる衝撃の事実。
ここで描かれていることは、もちろんフィクションではありますが、国家規模でこのような行為が平然と行われているとしたら?想像するだに恐ろしいことです。身が震える思いがします。

兎にも角にも、これからご覧になる方は予習を怠らず気を引き締めて鑑賞に臨んで頂きたい。
付け焼刃程度の知識では歯が立ちません。できれば事前にパンフなどを買って熟読してからがベターかも。そんでもって、アホな私にこと細かくご教授下さいまし。どうか。
(2006年3月2日 試写会鑑賞)

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by marienkind | 2006-03-09 15:24 | 映画評