原題: AEON FLUX
監督: カリン・クサマ
原案: ピーター・チョン
出演: シャーリーズ・セロン
マートン・ソーカス
ジョニー・リー・ミラー
アメリア・ワーナー
ソフィー・オコネドー
フランシス・マクドーマンド
ピート・ポスルスウェイト
最近、『ミュンヘン』、『シリアナ』と重めの映画が続いたので、いい気分転換になるかと思ったのですが、結果は「可もなく不可もなく」に終わっちゃいました。
ただ、映画サイトのレビューなどで散々叩かれているほど酷いシロモノではなかったです。トータルで見ればそこそこ面白かったのではないでしょうか。
とは言え、「製作費6000万ドル」にはちょいと首を傾げざるを得ないかなぁ。
総評:★★★3.0点
【STORY】
西暦2011年、人類は新種のウィルスにより99%が死滅、科学者トレバー・グッドチャイルドが開発したワクチンのおかげでなんとかぎりぎりのところで全滅を免れた。生き残った500万人は汚染された外界から隔てられた都市ブレーニャで安全かつ平和な生活を送るようになる。西暦2415年、トレバーの子孫と科学者で構成された政府は秩序維持の名の下に圧政を敷いていた。そんな政府に強い疑いを抱く反政府組織“モニカン”は、最強戦士イーオン・フラックスに君主暗殺を命じ、政府の中枢である要塞へと送り込むのだった。
(allcinema ONLINEより)
反政府組織の名前、↑であらすじを読むまでずっと「モヒカン」だと思ってました。
あ、つまんないですね。どーでもいいですね。スイマセン。(^^;
まあ、そんな話は置いといて、何となくどこかで見かけたようなストーリーだなぁと感じたことは確かです。「人類の99%が死滅、生き残った人類は汚染された外界から隔てられた場所で~」などは『アイランド』とまるで瓜二つだし、演出&アクションは『マトリックス』の焼き直しと言われても仕方ないかな?のテイスト。
いわゆる「スタイリッシュ」と言われている従来の作品以上に斬新なものはありませんので、そこんところを期待していくと肩透かしを食らうかも。多分ね。
でも、そんなこたぁ~あんまり問題じゃないですよ。どちらかっていうと、本来映画の中で明確にすべきことが、キチンと語られてないってことの方が納得できんのですよ。
終盤、イーオン(シャーリーズ・セロン)の生い立ちだけは辛うじて判明するものの、反政府組織で活動するに至った経緯、「モニカン」の実態、これらがほとんど語られず仕舞い。そもそも「モニカン」の親玉(フランシス・マクドーマンド)、アレいったい何者やねん?という謎が大きく残る。
ここまで謎が謎のままってことは、シリーズ続編を想定してるか、あるいは描写の必要性無しと切り捨てたかのどちらかだと思うのだけど、ストーリーの練り方次第では感動路線も狙えただけに実にもったいない。ひとつの物語を完結させる意味でも、もうちょっと丁寧に描き込んで欲しかったかな。
(C)2005 Paramount Pictures. All Rights Reserved
でもね、こうやって文句を垂れながらも、何故か観ているうちにシャーリーズ・セロンの「美」を堪能できりゃいいかぁ~って気になってくるから不思議なのです。
というか、それが『イーオン・フラックス』の正しい観方なのかもしれません。
つまり、その他の些細なことはどーでもいいと。(汗)
いや、ここまで言うと語弊があるかもしれませんが、彼女の完璧な美貌&抜群のプロポーション、露出度限界突破のファッション、そして華麗でクールな戦闘っぷりに見惚れるだけでも一見の価値ありでしょう。
とにかくウハウハものなんですから。ええ、そりゃもう!
(2006年3月16日 劇場鑑賞)
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「或る日の出来事」様、「イーオン・フラックス@映画生活」様
監督: カリン・クサマ
原案: ピーター・チョン
出演: シャーリーズ・セロン
マートン・ソーカス
ジョニー・リー・ミラー
アメリア・ワーナー
ソフィー・オコネドー
フランシス・マクドーマンド
ピート・ポスルスウェイト
最近、『ミュンヘン』、『シリアナ』と重めの映画が続いたので、いい気分転換になるかと思ったのですが、結果は「可もなく不可もなく」に終わっちゃいました。
ただ、映画サイトのレビューなどで散々叩かれているほど酷いシロモノではなかったです。トータルで見ればそこそこ面白かったのではないでしょうか。
とは言え、「製作費6000万ドル」にはちょいと首を傾げざるを得ないかなぁ。
総評:★★★3.0点
【STORY】
西暦2011年、人類は新種のウィルスにより99%が死滅、科学者トレバー・グッドチャイルドが開発したワクチンのおかげでなんとかぎりぎりのところで全滅を免れた。生き残った500万人は汚染された外界から隔てられた都市ブレーニャで安全かつ平和な生活を送るようになる。西暦2415年、トレバーの子孫と科学者で構成された政府は秩序維持の名の下に圧政を敷いていた。そんな政府に強い疑いを抱く反政府組織“モニカン”は、最強戦士イーオン・フラックスに君主暗殺を命じ、政府の中枢である要塞へと送り込むのだった。
(allcinema ONLINEより)
反政府組織の名前、↑であらすじを読むまでずっと「モヒカン」だと思ってました。
あ、つまんないですね。どーでもいいですね。スイマセン。(^^;
まあ、そんな話は置いといて、何となくどこかで見かけたようなストーリーだなぁと感じたことは確かです。「人類の99%が死滅、生き残った人類は汚染された外界から隔てられた場所で~」などは『アイランド』とまるで瓜二つだし、演出&アクションは『マトリックス』の焼き直しと言われても仕方ないかな?のテイスト。
いわゆる「スタイリッシュ」と言われている従来の作品以上に斬新なものはありませんので、そこんところを期待していくと肩透かしを食らうかも。多分ね。
でも、そんなこたぁ~あんまり問題じゃないですよ。どちらかっていうと、本来映画の中で明確にすべきことが、キチンと語られてないってことの方が納得できんのですよ。
終盤、イーオン(シャーリーズ・セロン)の生い立ちだけは辛うじて判明するものの、反政府組織で活動するに至った経緯、「モニカン」の実態、これらがほとんど語られず仕舞い。そもそも「モニカン」の親玉(フランシス・マクドーマンド)、アレいったい何者やねん?という謎が大きく残る。
ここまで謎が謎のままってことは、シリーズ続編を想定してるか、あるいは描写の必要性無しと切り捨てたかのどちらかだと思うのだけど、ストーリーの練り方次第では感動路線も狙えただけに実にもったいない。ひとつの物語を完結させる意味でも、もうちょっと丁寧に描き込んで欲しかったかな。
でもね、こうやって文句を垂れながらも、何故か観ているうちにシャーリーズ・セロンの「美」を堪能できりゃいいかぁ~って気になってくるから不思議なのです。
というか、それが『イーオン・フラックス』の正しい観方なのかもしれません。
つまり、その他の些細なことはどーでもいいと。(汗)
いや、ここまで言うと語弊があるかもしれませんが、彼女の完璧な美貌&抜群のプロポーション、露出度限界突破のファッション、そして華麗でクールな戦闘っぷりに見惚れるだけでも一見の価値ありでしょう。
とにかくウハウハものなんですから。ええ、そりゃもう!
(2006年3月16日 劇場鑑賞)
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「或る日の出来事」様、「イーオン・フラックス@映画生活」様