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心に残った映画や読書の記録。日々の備忘録のようなモノ。【ブログ管理人:小夏】


by 小夏
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博士の愛した数式


c0046869_14333220.jpg著者:小川 洋子
出版:新潮社


[僕の記憶は80分しかもたない]
博士の背広の袖には、そう書かれた古びたメモが留められていた――記憶力を失った博士にとって、私は常に“新しい”家政婦。博士は“初対面”の私に、靴のサイズや誕生日を尋ねた。数字が博士の言葉だった。やがて私の10歳の息子が加わり、ぎこちない日々は驚きと歓びに満ちたものに変わった。あまりに悲しく暖かい、奇跡の愛の物語。(本書あらすじより)



本書は、映画『博士の愛した数式』の原作です。一応再読なり。
正直なところ、初読み時の感想としては、うぅーん?という感じでした。
芥川賞作家だけあって、透明感ある文章は実に美しいの一言なんだけど、逆にそこがリアルに心に響いてこなかったというか、要は、個人的にピンと来なかったってことになるのかな。今回改めて再読してみて、前回より登場人物に心を寄せながら読めたことは収穫でした。私の場合、博士の義姉が貫いた愛情の形に思わずウルッときちゃったんですけど、ちょっと泣きポイントずれてますかね?
総評:★★★☆3.5点

タイトルに「数式」の二文字が入っているだけあって、もうイヤっていうほど数字のオンパレードで物語は展開しますが、数学が苦手な方でも全然オッケーでしょう。
だけど、博士の数式講釈ってのがすこぶる魅力的なので、数学の得意な方ならもっと楽しめるんだろうな~と思うとやっぱり癪かも(笑)。「オイラーの公式」に至っては何が何やらだったしなぁ。(それ以前に自分の勉強不足を認識するべし)
でもまあ、マイ頭脳レベルでは江夏の背番号が○○○とわかっただけでも良しとしたいッス。個人的に久々ヒットのトリビアだったので。
(2006年4月15日 再読)
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by marienkind | 2006-04-17 19:58 | 書評