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心に残った映画や読書の記録。日々の備忘録のようなモノ。【ブログ管理人:小夏】


by 小夏
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レディ・イン・ザ・ウォーター (2006年、米)


皆さま、先日は当ブログ2周年を盛大に祝っていただき感謝感激♪
めでたく3年目に突入したわけですが、記念すべき3年目第一弾を飾る映画レビューは、極めて悪評高く(!)トホホな映画『レディ・イン・ザ・ウォーター』であります。皆さま、どうぞよしなに。m(_ _)m
実はこの映画、公開当時ちゃんと映画館に足を運んだものの、なんやかんやと忙しくしてる間に記事アップしないままになっていた作品のひとつなのです。このままお蔵入りにしようとも思ったのですが、世間様の評判があまりに芳しくなかったもので、ここはひとつ自分なりにきちんとフォローしておこうと思い立ち・・・。


c0046869_936399.jpg原題: LADY IN THE WATER
監督: M・ナイト・シャマラン
製作: M・ナイト・シャマラン
脚本: M・ナイト・シャマラン
出演: ポール・ジアマッティ
    ブライス・ダラス・ハワード
    フレディ・ロドリゲス
    ジェフリー・ライト
    ボブ・バラバン
    サリタ・チョウドリー
    ビル・アーウィン
    M・ナイト・シャマラン
    ジャレッド・ハリス



↑で「フォロー」と書いたとおり、私個人は世間の評価ほど本作が酷いシロモノだとは思っておりません。逆に、ラストで不覚にも涙してしまった自分としては、それなりに高く評価せざるを得なかったりします。(^~^;
むしろ、これこそシャマラン監督が理想とする映像世界なのではないかとも思えるわけでして・・・まあ、ここまで叩かれちゃったってことは、大多数の観客がそれを良しとしなかったということなんだろうけどね。
加えて、その悪評に追い討ちをかけるかのような「シャマラン監督新作を全スタジオが拒否」の報道。
なんだかな、いまだシャマラン監督支持派の自分としては、実にやるせない今日この頃なのでありまする。

【ものがたり】
夜な夜な誰も居ないはずのプールから水音がすることに気づいたアパート管理人クリーブランド(ポール・ジアマッティ)は、ある日、プールに隠れていた少女を発見する。少女の名は“ストーリー”(ブライス・ダラス・ハワード)。
彼女は、なんと「人間世界を導くため遣わされた水の精」だったのだ。そんな“ストーリー”を亡き者とせんがため執拗につけ狙う“存在”もまた彼女の前に立ちはだかる。管理人クリーブランドの話に共鳴したアパートの住人たちは、“ストーリー”を守ろうと一致団結するが・・・。

これはね、「おとぎ話」なんですよ。
「おやすみなさい」の前に、パパやママから語り継がれるちょいホラーなメルヘンってヤツです。
だから、物語の展開があまりにご都合主義だとか、登場人物の言動が唐突だとか、そんな現実的なツッコミしたらイカンのです。だって、みんな子供の頃は、王子様のキスで目覚めるお姫様に向かって「ンなアホな!」なんてケチつけなかったでしょ?桃から生まれた「桃太郎」だって全然「あり」だったでしょ?

ぶっちゃけ「トンデモ映画」であることは事実です。
でも、いいんです。おとぎ話って基本的にトンデモ話ですよね。要は、そーいうことです。
それでも、シャマラン監督が私たちに投げかけた大事なメッセージだけは見逃してはなりません。それは、
「人間は誰もが使命を持って生まれ、そして大きな可能性を内(うち)に秘めているんだよ。」
ということ。

様々な人種が入り混じり、偏屈揃いで一筋縄じゃいかないアパート住人たちが、“ストーリー”という「水の精」を救うため初めて手と手を取り合い、それぞれが役割を担うことで自身の存在意義に気づいてゆく。
過去、心に深い瑕(きず)を負った主人公クリーブランドも、“ストーリー”を守ることで、ガッチガチに凝り固まっていた心の鎧をひとつひとつ脱ぎ捨ててゆく・・・。
『レディ・イン・ザ・ウォーター』は、「喪失」を味わい絶望した一人の人間が、自分の「存在意義」を問いながら、次第に「生きる意味」を見出してゆく、そんな「克服」と「再生」の物語なんですね。
人間が生きていくうえで永遠の命題、そして、それこそがシャマラン監督がどの作品でも一貫して私たち観客に問いかけているテーマでもあると思うのです。

とりあえず、日々の生活にちょっと疲れ気味のアナタ(そこのアナタですよ!)、騙されたと思って一度ご覧になってみて下さいな。でもって、子供の頃の自分に戻って素直に感動できる心を呼び起こすべし。
鑑賞後、いつもより少~しだけ優しいアナタになれる・・・かも?
(2006年10月27日 劇場鑑賞)
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by marienkind | 2007-02-07 18:43 | 映画評