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心に残った映画や読書の記録。日々の備忘録のようなモノ。【ブログ管理人:小夏】


by 小夏
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コレクター (1965年、米)


こんな後味の悪いラストがあっていいのか?
予想から大きく外れた結末に暫し呆然としてしまった私であった。

c0046869_2244155.jpg原題: THE COLLECTOR
監督: ウィリアム・ワイラー
出演: テレンス・スタンプ
    サマンサ・エッガー
    モーリス・ダリモア
    モナ・ウォッシュボーン



異常心理を描いた先駆的作品で思い浮かぶのは、やはり『サイコ』ですが、『サイコ』があくまで「映画」「フィクション」と割り切れたのに対し、『コレクター』の場合は今の時代リアルにあり得る話だけに恐怖倍増、ひどく薄ら寒い気持ちになってしまった。
後味の悪さも含めて、忘れられない作品になりそうであります。

さて、主人公は、蝶の蒐集を生きがいとする銀行マンのフレディ君。
このサイコな蝶マニアを若き日のテレンス・スタンプがねっとり演じているわけですが、ヤツの熱を帯びた縋るような視線!これが、もーーーーっ!堪らなく不快で不快で。
『サイコ』のノーマン・ベイツ(アンソニー・パーキンス)も相当粘着タイプだったけど、こちらもなかなかどうして陰湿度では負けてはおりませんですねー。むしろ、生理的な嫌悪感だったらフレディ君に軍配があがるかも。嗚呼、、、もしあの瞳でじっと見つめられてしまったら、、、
#$%&@?*$¥☆◎&~~~~!!!!!!!!!!!

c0046869_13303882.jpgc0046869_1331586.jpg


さてさて、蝶の蒐集だけでは物足りなくなってしまったフレディ君。
次なるターゲットに彼が選んだものが果たして何であったか、、、これについては推して知るべしでありますが(っていうかバレバレ?)、個人的にびっくらこいてしまったのは、彼の言動に多少なりとも理解を示された方が結構いらっしゃったこと。(えーーーーーっ!?)
いや、わからなくはないんですよ。歪んだ愛情だったにせよ、ミランダ(サマンサ・エッガー)に寄せる思いは真実だったと思うし、ひょっとしたら彼女の方だって、愛情に似た奇妙な感情が芽生えつつあったのかもしれないしね。でもねぇ、でもねぇ、、、。
それでも、私は彼に気持ちを重ね合わせる気にはどうしてもなれない。
わずかな希望に縋りながら絶望の闇に落ちていったミランダの心中を思うと、女性としてそうやすやすとヤツを理解してあげる気持ちにはなれんのですわ。

で、どんなものなんでしょ、実際。
「フレディ君の気持ち、ちょっとわかるぜ。」

やっぱりこういう心理ってあったりする? する? ほれ、正直に答えてみそ。
(2007年9月12日 ビデオ鑑賞)
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by marienkind | 2007-09-16 17:15 | 映画評