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心に残った映画や読書の記録。日々の備忘録のようなモノ。【ブログ管理人:小夏】


by 小夏
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頭のうちどころが悪かった熊の話


c0046869_22224115.jpg著者: 安東 みきえ
挿画: 下和田 サチヨ
出版: 理論社


本日は、以前キョンキョンが大絶賛していた本、『頭のうちどころが悪かった熊の話』をご紹介。
表紙に描かれてた熊が何気に不細工だったのと、なんとなくブラック風味のタイトルが印象に残り、「いつか読んでやるぞ!」と思っていたのですが、その後アッサリ忘れておりまして、、、
で、先日、書店の店頭に平積みされていた本書をついに発見。思わず手に取り、その場で(!)読みふけってしまったのであった。
内容は、7つの短編からなる寓話集です。
どれもこれも笑いたっぷり、ついでに毒もたんまりで面白かった~!

【収録作品】
◆頭のうちどころが悪かった熊の話◆いただきます◆ヘビの恩返し
◆ないものねだりのカラス◆池の中の王様◆りっぱな牡鹿◆お客さまはお月さま

静かな余韻を噛み締めつつ最後の頁を捲ったら思わぬドンデン返しが待ち受けていたり、
ブラックユーモアの中に隠されたメッセージに一瞬ホロリとしちゃったり、、、
主役のアニマルたちが、ただただ懸命に、そして貪欲に「生」と向き合う姿は実に感動的で、我が身を振り返り、「人間とはなんと自堕落な生き物よ、、、」などと柄にもなく人生哲学なんかについて、ゆる~く考えさせられちゃったりする、そんな作品群でありました。
特に収録中の『いただきます』においては、実にシュールな展開でありまして、タイトルからして、件の「いただきます論争」等、現代の風潮を痛烈に批判した側面もあるのじゃなかろうかと思うわけですが、それだけに老若男女問わず読んで貰いたい一篇。
なんちって、私自身、本屋で立読み決行しちゃったイケナイ子なのでエラソーなこと言えないんだけどさー。よゐこの皆さんはちゃんと買って読もうね。オススメなのです♪♪
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by marienkind | 2007-10-19 22:23 | 書評