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心に残った映画や読書の記録。日々の備忘録のようなモノ。【ブログ管理人:小夏】


by 小夏
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カテゴリ:書評( 57 )



c0046869_10425678.jpg最近、巷で日本語ブームだってご存知でした?
そういや書店の店頭で大人向け「漢字ドリル」や「音読ドリル」などを目にする機会が多くなりましたよね。
でもその一方で、日本人の「漢字読解力」がエライことになっているみたい。(そりゃアタシのことだ!)
以前から、「読めるけど書けないよー!」という方は多かったと思います。でも最近では、「読めない&書けない」という二重苦の方が急増しているというから困ったもんだ。
でも、ケータイだパソコンだと「漢字は変換するもの」になりつつあるわけだし、加えて最近の活字離れの風潮でしょ?
そりゃ「漢字読解力」が低下しても仕方ないっちゃ仕方がないですよねぇ。
でも、日本人としてはこの状況にもうちょっと危機感を感じるべきだと思うのですよ。って、これ自分自身に言い聞かせてるわけで、ハイ。(汗)

ということで、ここでクエスチョン!
以下の5つの漢字、皆さんはいくつ読むことができますか?

   1.案山子
   2.薺
   3.俄雨
   4.駱駝
   5.土筆

へっへ~ん。私は4つも読めちゃったよ~ん♪(って、これ自慢になるのか?)

★答えはコチラ♪
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by marienkind | 2005-11-09 12:51 | 書評

スカイ・クロラ


c0046869_1344981.jpgThe Sky Crawlers
著者:森 博嗣
出版社:中央公論新社


   僕はまだ子供で、
   ときどき、
   右手が人を殺す。
   その代わり、
   誰かの右手が、
   僕を殺してくれるだろう。



ブログ友だちのボー・BJ・ジングルズさんの記事で紹介されていて面白そうだったので、早速読んでみました。(とは言え、読んだのはずいぶん前のことですが。)

うーん、これカテゴリ的には一応「近未来SFファンタジー」になるのかなぁ。
何せ最初から最後まで謎、謎、謎だらけ。私たちに提供される情報と言ったら、主人公のカンナミ・ユーヒチが戦争に駆り出される戦闘機パイロットであること、そして前線基地に配属された彼がひたすら戦闘を義務づけられていることくらい。
時代背景も謎なら舞台設定も謎、カンナミが所属する組織とは?彼が戦う敵対勢力とは?そして、物語最大の謎カンナミ・ユーヒチとは何者なのか?
もちろん、幾つかの事象は終盤で明らかになります。でも、それ以上に多くの謎がほとんど残されたまま物語は完結しちゃうのだ。なんつーこと!
フツーの私だったら、「なんじゃこりゃ!?」と怒り心頭、ブチ切れそうなものですが、そこんところが森マジックです。ネタばらしのサジ加減がとにかく絶妙で引き際が鮮やか。悲しい結末ながら不思議と清々しい読後感に、次回作『ナ・バ・テア』(どうやらシリーズ作品らしい)への興味が深まったことは言うまでもないでしょう。

さて、『スカイ・クロラ』を始めとするこのシリーズ、ご周知の通り、森博嗣従来の傾向とはジャンルの異なる新境地ってヤツなのですが、実は森ミステリファンを自称する小夏の勝手な偏見でスルーしていた作品だったのです。
が、一読してみて、相変わらず透明感のある文章、読者に媚びない独特の文体、そして何より、非ミステリ作品ながらラストに向かって一気に物語が収束していく明快さは、かつての(←ここ大事)森ミステリそのものじゃないか!ということに改めて気づいた次第。
いや~、「森博嗣はミステリじゃないとイカン」の先入観(私だけ?)は早々に捨て去るべきを痛感した一冊、これには目からウロコでしたわ。少なくとも、最近久々に読んだ彼のミステリ作品『Φ(ファイ)は壊れたね』よりは全然イケてたと思うぞ。
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by marienkind | 2005-11-04 21:04 | 書評

先日は、「The Lady, or the Tiger?」の記事にたくさんのコメントを寄せて頂きありがとうございます。
せっかくですから、ここで私の考えも述べさせて頂こうかな~なんちゃって。
えへへ、さも偉そうに語ってますが、実はそれほど複雑なオチは考えてなかったのでありました(汗)。ただ、「王女だったらこうするかなぁ」、そして「自分だったらああするだろうなぁ」というイメージは前々から持っていたので、その二視点から攻めてみたいと思います。

まず・・・・・・。


☆王女だったら多分・・・
c0046869_8221571.jpg

ずばり!「虎」です。
どうしても作者の意図するところを考えてしまう癖のある私は、ミステリ小説の読みすぎなのかもしれません(汗)。ただ、ドラマチックな結末という点に主眼を置くならば、小夏的には「虎」以外の答えは考えられませんでした。
ここで最大のポイントは、「男のすがりつく視線」です。
これは、「恐怖」に慄いた男が咄嗟に死を回避せんがため助けを求めたと考えられますが、これは死をも覚悟して愛し合った(王族との恋愛は禁忌ですから)王女に対する立派な「裏切り」でしょう。
「裏切りには裏切りで応える」、つまり王女が指し示した扉は「虎」しかないかなぁ~って。

そして・・・・・・。


☆私だったらきっと・・・
c0046869_8254849.jpg

そう、きっと「美女」を選ぶことでしょう。
なんせ「自分ならこうするぜ!」がベースですから、答えは至って簡単。
そして、ここでまたまた登場!「男のすがりつく視線」
この視線ビームが厄介で、これをどう捉えるかで解釈は幾つにも分かれるんでしょうな。死をも覚悟して愛し合った相手への行為として見れば・・・・・・私にはやっぱり「裏切り」に映っちゃうかなぁ。ここまでは王女と同じですね。
でも、王女のように、「目には目を!裏切りには裏切りを!」なんてそんな怖いことも出来そうにないッス。だって、自分の指差しひとつで好きだった男が「虎」に喰われちゃうんですよぉ~。小心者の小夏としては、一生良心の呵責に苛まれながら生きていくなんて、そんなおっそろしいこときっと耐えられないわ。
だったらいっその事、「そんなヤツ、美女にでも何にでもくれたる!」って考えた方が潔くていいです。これだけは私の性格上、間違いない。うん、絶対そう!


さて・・・・・・。
つらつら語ってまいりましたが、いかがでございましょ。
要するに、ミステリ小説的には「虎」自分的には「美女」、これが私の結論なのでした。とはいえ、これは単に私の考えというだけなので、今後も引き続き(続くのかいっ!)皆さまの自由なコメントをお待ちしております♪
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by marienkind | 2005-09-10 11:56 | 書評

The Lady, or the Tiger?


c0046869_22115782.jpg皆さまは、「女か虎か」というミステリ短編をご存知でしょうか。謎に満ちたラストがとても魅力的なこの物語、当時、友人たちと「あれって究極の選択だよねー!」と盛り上がったものです。
そして先日のこと。私の敬愛する作家、北村薫の「朝霧」を再読していた際、「女か虎か」の粗筋に触れる一節を見つけたのです。以前「朝霧」を読んだのも随分と前のことで、既に忘却の彼方だったので、これは嬉しい発見でした。いい機会ですから、ここで皆さまにご紹介したいと思います。


「女か虎か」(フランク.R.スコットクン著)
昔、ある国でのこと。そこでは、裁判の代わりに≪女か虎か≫という方法が採られていた。被告は闘技場に引き出される。目の前には、扉が二つある。彼はどちらかを開けねばならない。片方には<虎>、片方には<美女>が待っている。審判は運命に任される。<虎>を選べばどうなるかは自明だ。
別の扉を選んだら救われる。神により無実という審判が下されたことになる。死どころか、逆に<美女>を得ることが出来るのだ。ただし、否応なしに彼女と結婚しなくてはならない。
ある美青年が、この国の王女と恋におちる。王族との恋愛はタブーである。青年は、裁きの場に引き出された。そこで、臨席する王女を見る。彼女なら、どちらの扉が「正解」かを知っているはずだ。事実、王女は知っていた。どちらが<美女>かを。また、その<美女>が前々から自分の愛する男に意味ありげな目を 向けていた娘だ、ということも。
男のすがりつく視線に、王女は一方の扉を示した。男は開けた。
(北村薫「朝霧」より引用)



なんと!物語はここで終わっちゃうんですね。
作者は何一つとして答えを提示してくれません。つまり、結末は読者の想像に委ねているわけです。「女か虎か」が、ミステリ短編の傑作と言われる所以でしょう。
そして、このラストこそが物語最大のキモになるわけです。
愛する男に対して王女が指し示した扉は<女>か、それとも<虎>か。
さて、皆さまはどうお考えになりますか?

ちなみに私は・・・・・・。
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by marienkind | 2005-09-08 22:14 | 書評

c0046869_1521074.jpgスター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐

ソニー・マガジンズ文庫
原作:ジョージ・ルーカス
著者:マシュー・ストーヴァー
訳:富永和子


「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」のノベライズ本読了♪

登場人物一人一人の心理描写が実に丁寧で、ラストまで一気に惹き込まれました。ノベライズを読むことで、映画版で腑に落ちなかった疑問点の幾つかは間違いなく解消されることでしょう。
小夏的には、アナキンのダークサイド転落の一部始終が説得力たっぷりに語られていたので、まずは大満足です。映画版では、やや唐突な印象が残ったアナキンの言動も、あの状況の打開策として他の道を模索することは適わなかっただろうと納得できたことは収穫だし、何よりも彼が執拗にマスターの地位を求めた明確な理由が提示されていたことに驚きました。
肝心なところスルーしてどうするよ~~!ジョージ!!
知らなかったとは言え、わたしゃてっきりアナキンは傲慢な野心家かと・・・。
ごめん、ごめんよ、アニー(涙)。

ちなみに、私は映画の説明不足を活字で補完することは基本的に嫌いです。
だから、余程のことがない限り、映画鑑賞後にノベライズ本を読むことはないのですが(その逆は多いです)、この作品に関してはかなりの完成度だと思いました。
映画の感動を新たにして頂きたく一人でも多くの方に読んで欲しい一冊ですね。
お薦め度:★★★★☆4.5点
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by marienkind | 2005-08-08 15:26 | 書評

死にぞこないの青


c0046869_121541.jpg死にぞこないの青
乙一 (著)
幻冬舎文庫

飼育係になりたいがために嘘をついてしまったマサオは、大好きだった羽田先生から嫌われてしまう。先生は、他の誰かが宿題を忘れてきたり授業中騒いでいても、全部マサオのせいにするようになった。クラスメイトまでもがマサオいじめに興じるある日、彼の前の「死にぞこない」の男の子が現れた。(本書あらすじより)


わずか200ページ程度の中篇なので一気に読めます。
読了後の率直な感想は、「ようやく解放されたよぉ~」って感じでしょうか。

「いじめ」がテーマだけに、痛々しいというか不快というか、とにかく嫌~な気分にさせられます。実社会でも十分ありそうなことだけに、余計生々しいんですよね。
それもこのケースの場合、子供同士の問題を超えて生徒を導くべき「教師」がいじめの主導権を握ってるってのが実に胸糞悪い。知恵のついた大人がやることだから、手口もなかなかどうして巧いものです。
当然悲惨な結末を予想しながら読むもんだから鬱々としてくる、これがかなりしんどかったなぁ。途中、何度読むの止めたろか!と思ったことか。
でも、予想に反しラストは思いっきり爽快系でした。
これは正直意外だったし、聞くところによると賛否両論あるとか。ふ~ん。
でも、これ以外のオチだったら鬼ですよ(泣)。私はこのラストを支持したいですね。

とにかく全編暗いです。陰惨です。
心して読みましょう。コンディションのよろしい時に読むことをお薦めします。
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by marienkind | 2005-07-30 01:04 | 書評

地震対策に必携の書?


「震災時帰宅支援マップ 首都圏版」発売

c0046869_1336485.jpgつい先日も首都圏で震度5弱のデカイ地震が発生して、各線運転復旧するまでえらいことになってましたよね。
そんな震災時における必携の一冊を見つけました。
「震災時帰宅支援マップ」は、震災時交通網が寸断されてしまった際、都心、横浜、八王子、川越、上尾、柏、千葉など各方面への帰宅(徒歩)を支援する優れモノだそうな。
難点は、月日が経過するにつれ地図の有用性が薄れてしまいそうなこと、肝心な時に手元になければ意味なさそうな点かな。
とりあえず首都圏にお勤めの皆さん、一度手に取ってみては?
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by marienkind | 2005-07-27 00:11 | 書評

亡国のイージス 上巻


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著者:福井晴敏
発行:講談社


我らは亡国の楯(イージス)。
偽りの平和に侵された民に、
真実を告げる者。



「亡国のイージス上巻」ようやっと読了~!
あ、強調しときますけど、あくまで「上巻」ですからね。
「下巻」はまだまだこれからなのです。そこんとこよろしくー♪

実は、この原作者の福井晴敏氏、デビュー作「Twelve Y.O.」の頃からその存在だけは妙に気にかかってたんですよ。しかし、「自分とは合わなさそう~」という根拠のない直感が邪魔して手を出せずにいたんですね(笑)。この直感ってのが、けっこう当たるから始末が悪いんです、私の場合(^^;
今回も上巻にちょこっと触れてやっぱり駄目だわと思ったらさっさと手を引けばいいや~くらいの軽い気持ちで臨んだわけです。……が。

めっちゃ面白いじゃないですかーー!!

あぁ~やっぱり「○○賞トリプル受賞作家」だけのことはあったのね~。
福井晴敏、侮りがたしです。
読者をぐぐーーっと一気に惹きつけてするりと裏切る狡猾さと言ったら!
ミスリードを誘うテクニックの巧さと言ったら!
ああ~もう心憎いッス。脱帽です。もっと騙されたいです(笑)。
でもまだ「上巻」なんですよね。この先どうなっちゃうのかしら??なんだか先の見えない展開に興奮させられっぱなしなんですけどー。ドキドキ♪


c0046869_20363548.jpgちなみに右の画像は、映画版「亡国のイージス」で我らが「先任伍長(仙石恒史)」に扮する真田広之さん。私の脳内イメージとはおっそろしく違うんだなぁ~これが(^^; 
中井貴一の「溝口哲也」に関しては、「そう来たかっ!」。いや、中井さんけっこう好きなんで、これは無条件にOKです♪


★キャスティングの妙(笑)については、「紅玉の甘い戯言」さまでも触れてらっしゃいますので、そちらもご覧下さいませ♪
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by marienkind | 2005-06-28 00:20 | 書評

c0046869_22104129.jpg一時期、太宰治にハマリました。

とは言え、すべて制覇したわけではありません。私が読んだのはホンの一部。
「斜陽」を初めとして、「グッド・バイ」「桜桃」「人間失格」くらいかな。
子供の頃はさほど心に響かなかった「走れメロス」が、めっちゃ感動的な物語だったと知ったのもこの頃でした。

中でも、「人間失格」を読んだ時の衝撃は今でも忘れられません。それは感動なんて生易しいものじゃなくて、「魂の叫び」とでも言うのかなぁ・・・とにかく全てが赤裸々で一言一言がひどくショッキングでした。
読んだ当時は、それこそ太宰の鬱がうつるがごとくテンション下がる下がる~。

でも、それもそのはず。
後に知ったことですが、「人間失格」は彼の「遺書」と受け止められている小説だとか・・・。そんなDEEPな作品、これから挑まれる方は心して読むべしw

ちなみに、タイトルに記した一節は伊藤左千夫の歌ですが、太宰はこの歌を友人に託した後に入水自殺を遂げたと言われています。
本日6月13日死去、享年38歳だったそうです。
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by marienkind | 2005-06-13 22:36 | 書評

「MASTERキートン」絶版


c0046869_20372051.jpg・・・だそうです。
「現時点では」と言ったほうが正確かもしれません。
詳しくは、5月26日号の「週刊文春」に掲載。
内容は、以下の通りです。

■人気マンガ「MASTERキートン」が絶版に至った理由
■「MASTERキートン」、他人の横槍で絶版中

確かに「MASTERキートン」には、原作者として「勝鹿北星」の名がクレジットされています。あの傑作エピソードの数々を生み出した作家ということで、個人的にも尊敬の眼差しを向けていたのですが・・・問題は少々複雑なようですね。
ちなみに、この「勝鹿北星」という方、他にも「ラデック・鯨井」「きむらはじめ」などのペンネームを持つ作家で、現在までに「Seed」(ヤングジャンプ・コミックス)や「なんか妖かい」(少年サンデー)などの作品を手掛けて来られたとか。

いずれにしても、「MASTERキートン」が絶版だなんてとんでもない!
そんな問題が浮上していること自体残念でなりません。
とにかく、一日も早い解決を心から望みます。
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by marienkind | 2005-05-24 20:45 | 書評