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心に残った映画や読書の記録。日々の備忘録のようなモノ。【ブログ管理人:小夏】


by 小夏
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カテゴリ:書評( 57 )



c0046869_2144315.jpg14歳から16歳の少年100名で行われる死のレース「ロングウォーク」。歩く速度が時速4マイル以下で警告、それが3回を超えると即座に射殺されるという過酷なレース。勝つためには、最後の一人になるまでひたすら歩き続けなければならない。

「ひたすら歩き続ける」行為が常軌を逸していて、読んでいてとても気持ちが悪かった。それに、全体的にショッキングなシーンも多い。が、そこはさすがキング、個々の少年たちのエピソードを丁寧に織り交ぜながら臨場感豊かに描く手法は巧みだと思った。
脱落はそのまま死へ直結する。その現実は残酷だが、少年たちの「生」に対する執着、「死」と向き合う覚悟はいっそ清々しくもある。
頁を捲る手が止まらないレベルで面白いので、キングファンならずとも手に取って頂きたい一冊。
おすすめです。
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by marienkind | 2005-05-20 22:44 | 書評

「第9回 手塚治虫文化賞」受賞作が決定

c0046869_13185786.jpg第9回手塚治虫文化賞は、2004年に発売されたマンガ単行本を選考対象に、一般読者やマンガ関係者による推薦結果から8人の選考委員がポイント投票を行った。この1次選考で、上位を占めた作品の中から9作品を「マンガ大賞」の最終選考にノミネート、最終選考会で審議した結果、「PLUTO(プルートウ)」がマンガ大賞に選ばれた。


マンガ大賞に選ばれたのは、浦沢直樹×手塚治虫作「PLUTO(プルートウ)」! 
ま、いろんな意味で当然といえば当然かな?
・・・というわけで、全巻揃うまで辛抱強く待つつもりが一転、急激に「読みたい病」にかかってしまいました(^^; 明日、早速書店へGO!しますw
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by marienkind | 2005-05-17 00:34 | 書評

c0046869_7484210.jpgUn Jour, Un Chien

著者 : ガブリエル・バンサン
出版 : ブックローン出版

今日ご紹介するのは、私が一番お気に入りの絵本です。
しかし、ただの絵本ではありません。中に綴られているのはモノクロの鉛筆画のみ、一切の文字を排除した一風変わった絵本なのです。

物語は、人間に捨てられた犬が孤独にさまよう一日を辿ったものです。
犬は、自分を捨てた人間を必死に追い求め、走り、匂いを嗅ぎ、そして空に吠えます。まだそこには一筋の希望が残っています。
しかし、やがて犬は気づいてしまいます。
自分は、「ひとりぼっち」なのだということを・・・。

夕焼けに染まる空、波打ち際の水の冷たさ、風の香り・・・バンサンの描く世界は、そんな温度感がリアルに伝わってくるかのような美しさで溢れています。しかし、その美しさ故、ひとり佇む犬の姿がとても孤独で悲しいものに映りました。
ラスト、犬は再び希望を掴むことができたのでしょうか。
そうあってほしい。そう強く祈りながら本を閉じました。

「アンジュール―ある犬の物語」は、涙なしでは読めない作品です。
でも、機会があればぜひ手にとってみて下さいね。きっと、いつまでも心に残る一冊になると思います。強くお薦めw
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by marienkind | 2005-05-08 00:42 | 書評

「ピーター・パン」続編


「ピーターパン」の続編、英女性作家が執筆へ(Excite芸能ニュース)

c0046869_14375681.jpg永遠のベストセラー「ピーターパン」の著作権を所有するロンドンの小児病院は13日、英女性作家ジェラルディン・マコーリアンが続編を執筆すると発表した。執筆候補は欧州をはじめ南米、オーストラリア、米国など世界各国から100人以上に上ったが、題名を「Captain Pan」とした第1章と要約が決め手となり、バリーと同じ英国人が手掛けることになった。著作権が欧州では2007年、米国では23年に切れることから、病院は著作権が切れた後の安定収入の道を模索していた。

「ピーター・パン」の著者ジェームス.M.バリーですが、最近では、映画「ネバーランド」でジョニー・デップが演じた主人公と表現した方がわかりやすいかもしれません。
生涯かけて慈善事業を行い、死の直前に「ピーター・パン」の著作権をロンドンの小児病院に捧げたバリー。子供たちを愛するが故のエピソードですね。

ところで、「著作権が切れた後の安定収入の道を模索」の結果、今回の続編企画に至ったということは、当然続編の権利は病院ということになるのでしょうか?
さらに聞くところによれば、著作権を巡る裁判も起こっているとか。大人の世界にはいろいろと難しい利害関係があるようで……。
何はともあれ、マコーリアン女史には自由なイマジネーションのもと「ピーター・パン」ワールドを築き上げていただきたいものです。子供たちにとって新たな夢となることを願って……。
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by marienkind | 2005-03-15 15:08 | 書評

ダ・ヴィンチ・コード


c0046869_9204921.jpgc0046869_921598.jpg原題: The Da Vinci Code
著者: ダン・ブラウン
翻訳: 越前敏弥
出版: 角川書店

―歴史はつねに勝者によって記される―



ルーヴル美術館館長ジャック・ソニエールの殺害シーンで幕を開ける「ダ・ヴィンチ・コード」。
死の間際、ソニエールが遺したダイイング・メッセージに秘められた恐るべき秘密とは? 
メッセージ解読に挑むハーヴァード大教授ロバート・ラングドンとソニエールの孫娘ソフィー・ヌヴー。彼らはその渦中でキリスト教をめぐる恐るべき歴史の闇と対峙していくことに・・・。

ざくっと要約すればこんな感じでしょうか。
いや~これはマジメに面白かったです!久々に眠る間を惜しんで読破しました。
ジャック・ソニエールの死の秘密を巡って、ダ・ヴィンチ絵画の「ウィトルウィウス的人体図」や「モナ・リザ」、そして「最後の晩餐」などを、宗教学:象徴学側面から検証していくわけですが、普段からパズルやアナグラムに興味がある方はより楽しめること請け合い。
とにかく、全編にわたって場面描写が非常に映像的で、シーンひとつひとつが想像力を掻き立てられる点は特筆に価すると思います。映画化も当然の成り行きと言えるでしょう。

ところで、「ダ・ヴィンチ・コード」は一応フィクションの体裁をとっているものの、強引にもダン・ブラウン氏は序文で「すべて事実に基づいている」と断言しています。
「たかが荒唐無稽なフィクション小説」であるにもかかわらず、全世界でここまで問題視されている背景には、少なからずこの一節が強く反映されているのだと私は考えます。
リー・ティービングが劇中で幾度も力説していた仮説・・・、これについても、著者の自説を劇中人物にさりげなく語らせたという見方も出来るのかな。

【トラックバック】 『junjunの徒然日記』様
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by marienkind | 2005-03-07 16:06 | 書評

ギュスターヴ・ドレ


今、猛烈に欲しい一冊。

神曲
ダンテ アリギエリ 谷口 江里也 Dante Alighieri
Gustave Dor´e ギュスターヴ ドレ / アルケミア


厳密には、”ギュスターヴ・ドレ挿画版”「神曲」ということになるでしょうか。
ドレの挿画133点完全収録という豪華仕様。どちらかというと、ドレの版画にダンテの物語が挿入されていると感じるくらい強烈な迫力があります。あ~欲しいなぁ。
でも、何故にどこもここも「品切れ」?

ちなみに、コミック化するほど永井豪(漫画家)が「神曲」に傾倒しているのは有名な話ですが、「デビルマン」を着想する際、ドレが描いたルシファーにヒントを得たことはあまり知られていないかも・・・。いや、ホントそっくりなんですよ。

☆ギュスターヴ・ドレ挿絵「神曲 地獄編」のルシファー → こちら
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by marienkind | 2005-02-04 15:20 | 書評

今、何かと話題の『ダ・ヴィンチ・コード』。
ひそかに興味津々なのですが、「上・下巻セット」というのが悩みどころ。
何やらサブテキストらしきものが発売されているようですが、それだけ本書が難解ということでしょうか。
近所の図書館は当てにならないし、上下巻セット買いして失敗もしたくないしなぁ。巷の噂では面白さのあまり徹夜したなんて話しも聞きますが、実際のところどうなのでしょう。

どなたか『ダ・ヴィンチ・コード』を読破したという方、是非とも感想などお聞かせ願えると嬉しいのですが・・・。
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by marienkind | 2005-02-01 17:20 | 書評