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心に残った映画や読書の記録。日々の備忘録のようなモノ。【ブログ管理人:小夏】


by 小夏
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「人は一日に2000回から3000回顔に触れる」

新種ウィルスによるパンデミックもの。WOWOWにて鑑賞。
題材としての目新しさには欠けるが、いわゆる「パニック映画」とは一線を画した作品だと感じた。
通常のパニック映画なら、ある種の爽快感やカタルシスが得られるものだが、本作品においてはそんなもの望むべくもなく。メインキャスト(と思っていた)のグウィネス・パルトロウが冒頭10分で苦悶の末に絶命するという、その壮絶な展開にテンション下がりまくり、最後まで浮上できなかった。
この冷酷ともいえるリアリティの追求こそがソダーバーグ監督らしいと思うし、現実に迫り来る恐怖を描いた骨太な良作と評価するが、基本的に「映画は娯楽」をモットーとする自分の好みではなかったな。

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ところで。
真面目な話、本当に日本全土でパンデミックが起こったとしたら?
現実問題として、可能性はゼロではないと思う。
そのとき、どう乗り切るのか、果たして乗り切ることができるのか。
2年前の震災・原発事故後のような政府の混迷っぷりは二度と勘弁である。
とりあえず日本のお偉様方には、「本作品を観て、災害シミュレーションしておくべし」と進言したい。
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by marienkind | 2013-01-31 20:49 | 映画評

「彼に伝えてくれ。『きっとうまくいく』と。」


WOWOWにて鑑賞。面白かった!
余計な贅肉ざっくり削ぎ落とした「上映時間93分」という尺の短さも◎。




とりあえず、未見の方には上の動画で概要を確認して貰うとして、マイブログに来て下さるブロガーの皆さま方は既にご覧になっていること前提で、ネタバレすることをお許し頂きたく。
そのうえで、ラストシーンにおける直球ネタ。

「結果、ショーンの人格はどうなったのか?」

物語の着地点として、ショーンの扱いが「それはあんまりじゃ?」な感じがして、その点だけイマイチ納得がいかなかった。ひそかに彼の行方に哀れみを感じたのは自分だけではなかろう。
もうひとつ、個人的には、乗客みんなに笑顔が溢れた瞬間、永遠に時が止まるピリオドでも美しかったと思う。作品自体とても面白かったし、あくまで好みの問題なので野暮なことは言うつもりはないが、この二点だけは一応記しておきたい。
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by marienkind | 2013-01-22 20:54 | 映画評

「わからないね。
自分たちの記憶にあるもののどこまでが想像の産物で、
どこからが現実なのか」



c0046869_2059218.jpg最近の池澤夏樹氏の功績でまず思い浮かぶのは、河出書房版「世界文学全集」を個人編集したことだろう。
私も、その中から数冊チョイスして読んだが、肝心のご本人の小説を一冊も読んでいないことに思い至り(エッセイは2冊既読)、今回、年末年始の長期休暇を利用して読んでみることにした。
単行本で全535頁、重さもずっしり。
正直、「詰み」そうな予感も無きにしも非ずだったが、予想に反してあっという間に読み終えてしまった。

さて、マシアス・ギリはなぜ失脚するに至ったか。

あらすじの印象から「バス失踪事件に始まる大統領の失脚ストーリー」と思って読み始めたら、意思を持つバスとか、主人公の心の友が亡霊とか、初っ端から「ありえねー!」な展開目白押し。予想外の寓話的切り口に、正直、最初は戸惑った。
けれど、「その世界ではそれが普通なのだ」と受け入れてからは、自然にその不可思議ワールドに浸ることができた。寓話的ではあっても荒唐無稽というわけではない。古い風習や迷信、言霊思想が根付くお国柄の日本人なら、それほど違和感なく読めるのではないかと思う。
何にせよ面白いことに変わりはないのだ。
久しぶりに美しい「ものがたり」を堪能させてもらった。
お腹いっぱい、胸いっぱいである。

内容(「BOOK」データベースより)
南洋の島国ナビダード民主共和国。
日本とのパイプを背景に大統領に上りつめ、政敵もないマシアス・ギリはすべてを掌中に収めたかにみえた。日本からの慰霊団47人を乗せたバスが忽然と消えるまでは…。
善良な島民たちの間でとびかう噂、おしゃべりな亡霊、妖しい高級娼館、巫女の霊力。それらを超える大きな何かが大統領を呑み込む。豊かな物語空間を紡ぎだす傑作長編。
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by marienkind | 2013-01-09 16:26 | 書評

毎年恒例のおみくじ。
なんとなんと、「大吉」でした~!

普段、「占いなんて」と斜に構えている私でも、やはり「大吉」の二文字に悪い気はしないもの。
いや、悪い気はしないんですが、年の初めから「一生にそんなに訪れない大吉祥運」とまで持ち上げられた日にゃ、微妙に焦る・・・というか、可もなく不可もなく一年が過ぎ去ってしまったら何気に損した気分になるではないか!(せっかく「大吉」引いたのに。← 心の声)

・・・なんて。
なんともまあ、勝手な言い草ですが(笑)、これが「凶」だったら、何事なければ「ラッキー♪」に転じるものだし、結局のところ、幸運不運の感覚なんてその人の捉え方スキル次第なのだな、と。
そんなことをふと真面目に考えてしまった年の初め。

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さて。
今年も、超・不定期更新になるであろう我がブログですが、ごくごく稀に新規エントリーすることもあると思われますので、たまに気が向いたときに覗きに来て頂ければ嬉しゅうございます。
2013年巳年、今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
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by marienkind | 2013-01-03 21:11 | 日々雑感